活動

メトロポリタン東洋美術センター研究助成「漢代画像石の画題配置と意義」活動報告

2022年4月より、表記の研究に関わる調査を実施しています。画像石とは漢代に流行した墓室装飾のひとつで、墓室を構築する石材に様々な文様を彫刻したものです。画像石を用いた墓を画像石墓と呼びますが、その概要の紹介については機会を改めます。
日本には金石学関心や美術愛好者により主に戦前に持ち込まれたものが、およそ40点知られています。今回の研究では、日本にある画像石資料についてSfm撮影を含め資料化を行い、併行して墓室内における画題の配置と意義について検討します。
5月には倉敷市大原美術館にて調査を実施しました。このほかいくつかの機関と調整・交渉しています。
(文明動態学研究所 准教授 岩﨑志保)

大原美術館東洋館での調査