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2024年度共同研究

全体テーマ:「分ける」と「つなぐ」

私たち⼈類は、文化と自然、⼈間と動物、自己と他者など、さまざまに区分や境界、領域を設けて「分ける」とともに、同調・共感・共有・依存など「つなぐ」ことで生存を確保し、より大きな社会を創りあげてきました。今回、この「分ける」と「つなぐ」を大括りのテーマとすることで、現代の世界や社会が直面する分断と統合のあり方を⼈類の文明動態の問
題として学術的に掘り下げます。

伊藤 駿国吉康雄の文化的アイデンティティーを背景とした社会課題への態度を国吉康雄作品の画風の変遷から明らかにする
岩﨑 志保農牧接触地帯における動物利用と社会動態-中国先史・古代の動物意匠の分析をとおして-
岩淵 泰子育て支援のまちづくり:岡山県奈義町における協働形成に注目して
植村 玄輝共同体とは何か、何であるべきか——フッサールの社会哲学に関する研究
柴田 亮中世宝篋印塔に彫成された近江式文様の伝播過程解明を目的とした学際的研究
東野 将伸地域歴史資料の研究資源化による岡山地域の地域史・医学史研究
松岡 弘之占領期カラースライド写真がつなぐ岡山と世界
本村 昌文日本における「孤独」観・「孤立」観の過去と現在-「分断」と「つながり」の再考に向けて-
山口 雄治西アジア高原地帯における非定住民遺跡の基礎的研究
ライアン・ジョセフ鉄器文化からみた弥生時代後半期における壱岐・対馬の諸集団によるアイデンティティ形成