ウクライナへの軍事侵攻に対する抗議声明
ロシアによるウクライナ侵攻により、多くの人命が失われ、生活の場が破壊されていることに強く抗議します。人類はこれまで多くの戦争で多大な被害を出してきましたが、その経験から紛争の平和的解決という国際的合意を形成してきました。いかなる理由があろうとも、武力による制圧は許されません。人命の重要性と基本的人権の遵守の原則は、他のすべてに優先しますが、同時に、文化遺産は社会・文化の存続と幸福にとって重要であり、基本的人権のかけがえのない構成要素です。国籍、ジェンダー、民族、その他の個人的特性に関係なく、人々の安全が平等に保護されること、文化遺産が破壊されることなく守られることを強く望みます。
令和4年3月8日
岡山大学文明動態学研究所
所長 松本直子