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第11回 RIDCマンスリー研究セミナーを開催します

第11回 RIDCマンスリー研究セミナー
経済状況が主観的ウェルビーイングに与える影響ー年齢階級・都道府県別クロス・セクション分析ー

【スピーカー】 釣 雅雄 岡山大学特命教授,武蔵大学経済学部教授

【日時】 2022年4月27日(水)12:00-13:00

【開催方法】 オンライン(ご参加いただくにはZoomのご利用が必要になります)

【概要】生活の満足度に関するアンケートでは,回答者は主観的な基準で答える。このような主観的ウェルビーイングと所得や労働時間などの客観的な指標には,どのような関係があるだろうか。直感的には,所得が増えると主観的な生活満足度は増えると予想する。しかしながら,「幸福のパラドクス」といわれるように,GDPなど,国レベルの経済指標が高水準になっても,それとともにその国の人々の平均的な幸福度が高まるわけではないことが知られている。本研究では,日本について個票データのアンケートと客観的な経済指標とを年齢階級・都道府県別に集計を行うことで対応させて,分析を行った。日本というある程度の主観的回答の基準が近い人々の間では,所得などの経済指標と満足度の間には正の関係があることがわかった。ただし,年齢階級により結果は異なり,これを相対的所得仮説と経済学の消費理論をベースに説明する。

【対象】 どなたでもご参加いただけます

【参加費】 無料

【主催】 岡山大学 文明動態学研究所

【申し込み先】 https://forms.gle/5Loqt88rtXLvGWwBA
(申し込み締め切り:4月26日12:00)

【問い合わせ先】 岡山大学 文明動態学研究所 ridc@okayama-u.ac.jp