【再掲載】第21回 RIDCマンスリー研究セミナーを開催します
第21回 RIDCマンスリー研究セミナー 「地方占領期研究と街の記録・カラー写真・岡山」
【スピーカー】 神戸大学大学院国際文化学研究科 教授 長志珠絵
慶應義塾大学文学部 准教授 福島幸宏
【日時】 2023年3月8日(水)12:00-13:00
【開催方法】 オンライン(ご参加いただくにはZoomのご利用が必要になります)
【概要】占領期研究は、地域を主体に、人びとの生活記憶を喚起する領域へと進んできた。多くの地方都市に進駐した兵卒、焼け残った県庁に同居した「地方軍政部」の軍政官、地域の人びとの記憶に残りやすい女性兵士や日系米兵は記憶を喚起する存在である一方、自らも記録を残しそれらの掘り起こしが進む段階である。
こうしたなか、岡山の占領体験は特異である。その要因は、英連邦軍が主な駐留部隊であったこと、文化人類学や民俗学の研究・調査機関としてミシガン大学日本研究所岡山分室が1950年から設置されたことの2点に求められよう。加えてこの数年、占領期のカラー写真の重要性に注目が集まっている。岡山で調査研究を行い、その後に日本研究者として著名となったJ.W.ホールによるカラー写真も今回見出された。また、京都では、2020年夏に続き、現在も特別展示「京都・占領期カラー写真」展が開催されている。京都での取り組みもあわせて紹介したい。
【対象】 どなたでもご参加いただけます
【参加費】 無料
【主催】 岡山大学 文明動態学研究所
【共催】 岡山大学 文学部
【申し込み先】 https://forms.gle/HwnHTsMMdHXas5Dh8
(申し込み締め切り:3月7日12:00)
【問い合わせ先】 岡山大学 文明動態学研究所 ridc@okayama-u.ac.jp