第20回 RIDCマンスリー研究セミナーを開催します
第20回 RIDCマンスリー研究セミナー 漢代画像石の画題と意義
【スピーカー】 岡山大学文明動態学研究所 准教授 岩﨑 志保
【日時】 2023年2月15日(水)12:00-13:00
【開催方法】 オンライン(ご参加いただくにはZoomのご利用が必要になります)
【概要】
古代中国で平板な石材にさまざまな画像・文様を彫り、主として墓の装飾に使用されたものを「画像石」と呼ぶ。こうした画像石を装飾に用いる漢代の墓「画像石墓」には当時の死生観が反映される。複数の墓室をしつらえ、豪華な品を副葬した墓を造営するといった「厚葬」の風習が認められる。
画像石墓は前漢後期~後漢末(紀元前1世紀~紀元後3世紀初め)に流行する。分布には地域的まとまりがあり、地域ごとに彫刻技法や画題内容に特徴を持つ。画題は、墓主の生前の身分や生活のほか、神仙・神話・歴史故事など多岐にわたり、当時の生活文化を伝える絵画資料である。本来は墓の構築材であり、それを踏まえることで歴史資料として意義付けられる。
画像石は美術品として注目され、日本にも多数持ち込まれている。日本にある資料を紹介し、その来歴を考える。
【対象】 どなたでもご参加いただけます
【参加費】 無料
【主催】 岡山大学 文明動態学研究所
【申し込み先】 https://forms.gle/5Loqt88rtXLvGWwBA
(申し込み締め切り:2月14日12:00)
【問い合わせ先】 岡山大学 文明動態学研究所 ridc@okayama-u.ac.jp