第39回 RIDCマンスリー研究セミナーを開催します
第39回 帝国としての秦とその官吏たち―簡牘史料から見た秦帝国の誕生と滅亡―
【スピーカー】 | 岡山大学社会文化科学学域 准教授 土口史記 |
【日時】 | 2024年11月27日(水)12:00-13:00 |
【開催方法】 | オンライン(ご参加いただくにはZoomのご利用が必要になります) |
【概要】 | 紀元前221年、秦は中国の統一を果たした。秦王政は「皇帝」号を定めるとともに、全土を郡県制によって支配する方針を決めた。これらをもって「秦帝国」が名実ともに成立する。 21世紀以降、秦代の簡牘(竹簡・木簡)が大量に発見され、秦帝国の実像をこれまでにない精度で知ることができるようになった。それらを読むと、秦の官制や文書行政のシステムがあまりにも高度な発達を遂げていたことに驚かされる。 しかしどれほど制度が精緻であったとしても、それを運用するのはあくまで個々の人間であり、全ての官吏が制度の掲げる理想どおりに動くとは限らない。実際、秦代にもそうした「期待に添わない」官吏が数多く存在した。そこで本セミナーでは、近年公開の簡牘史料を読み解きながら、秦帝国の地方支配を担った官吏の実態について解説する。特に、支配者の理想から乖離した者たちに注目してみたい。 |
【対象】 | どなたでもご参加いただけます |
【参加費】 | 無料 |
【主催】 | 岡山大学 文明動態学研究所 |
【申し込み先】 | https://forms.gle/HwnHTsMMdHXas5Dh8 (申し込み締め切り:11月26日12:00) |
【問い合わせ先】 | 岡山大学 文明動態学研究所 ridc@okayama-u.ac.jp |