岡山大学構内遺跡
岡山大学構内遺跡
津島岡大遺跡
西日本では有数の縄文時代の集落と、弥生時代以降近世に至るまでの水田開発の歴史解明に意義を持つ遺跡です。さらに 1907年に日本陸軍駐屯地として整備・利用されたことから、戦争遺跡としての性格も有しています。
鹿田遺跡
弥生時代中期以降の集落の変遷、とりわけ古代・中世の遺跡構造を知るうえで重要な遺跡です。藤原摂関家殿下渡領「鹿田庄」との関連が深くうかがえる遺構・遺物が出土することでも知られています。
津島岡大遺跡・鹿田遺跡は岡山平野の南北に位置し、両遺跡の調査研究が継続して実施されています。市街地にありながら、遺跡範囲の大半の調査が継続される例は大変貴重です。これにより該地の原始・古代を中心とする歴史と文化の多様性を明らかにしつつあります。また、ボーリング調査による地形環境の分析や、出土種子や木材等の分析、年代測定等、自然科学系の多分野と連携した文理横断的共同研究を推進しています。
福呂遺跡
1997年に固体地球研究センター(現惑星物質研究所)施設建設に伴い新規に発見されました。約 8000 年前の縄文時代早期末から中世の遺構・遺物が見つかり、それまで空白であった三朝地区の歴史が明らかになりました。