第19回 RIDCマンスリー研究セミナーを開催します
第19回 RIDCマンスリー研究セミナー
古墳時代における金属製武器の入手・保有・共有とその歴史的意義
【スピーカー】 岡山大学文明動態学研究所 特任助教 ライアン ジョセフ
【日時】 2023年1月25日(水)12:00-13:00
【開催方法】 オンライン(ご参加いただくにはZoomのご利用が必要になります)
【概要】
古墳時代(3世紀中葉~7世紀初頭)は、日本列島各地において古墳が有力者の身分表示として数多く造られることによって特徴づけられる。またこれらの古墳がヤマト政権との社会政治的関係の中で構築され、その政治的関係の証しとして、銅鏡や金属製武器などがヤマト政権から各地の有力者へ配布されていたと考えられている。このように、古墳から出土する金属製武器の多くは、地域の有力者とヤマト政権との直接的な関係の物的証拠として捉えられてきた。一方で近年、金属製武器の多様な来歴が注目されるようになってきている。従来重視されてきたヤマト政権からの配布のみならず、有力者同士の授受や在地生産も指摘されている。本発表では、生産と流通の多様性と重層性に注目し、古墳時代における金属製武器の入手背景とその歴史的意義を再検討したい。
【対象】 どなたでもご参加いただけます
【参加費】 無料
【主催】 岡山大学 文明動態学研究所
【申し込み先】 https://forms.gle/HwnHTsMMdHXas5Dh8
(申し込み締め切り:1月24日12:00)
【問い合わせ先】 岡山大学 文明動態学研究所 ridc@okayama-u.ac.jp