HOME / プロジェクト / 2022年度共同研究 / 2022年度共同研究プロジェクト 清家章

2022年度共同研究プロジェクト 清家章

採択課題名

造山古墳群周辺集落における古墳関係資料の研究

メンバー一覧(氏名、所属)

清家 章岡山大学・社会文化科学学域
定廣 好和造山古墳蘇生会
野崎 貴博岡山大学・文明動態学研究所
木村 理岡山大学・文明動態学研究所
角谷 賢二国際美術研究所
安川 満岡山市教育委員会

研究の概要

本研究の目的は、造山古墳群周辺集落に保管されている古墳資料を収集し、かつ集落における伝承を記録し、造山古墳群周辺の地名・地形の復元、ならびに造山古墳陪冢の埴輪の実態解明を目指すことにある。

造山古墳のとくに南側は集落が展開し、墳丘1段目は住宅が建ち並んでいる。過去の住宅建設において埴輪の出土が知られ、その出土状況については古老がその話を伝えている。造山古墳の陪冢についても、耕作等によって埴輪や石材が出土している。それらの多くは散逸しているが、一部は地元住人によって保管されている。また、圃場整備等によって造山古墳周辺地形は改変され、古い地名は失われつつある。古い地名は古墳群と周辺地形の関係あるいは過去の土地利用を考える上で重要である。

造山古墳群周辺集落は高齢化が進んでいるため、集落に保管されている考古資料や伝承は散逸もしくは失われる危機的状況にある。本研究では、そうした資料を後世に伝えるため造山古墳群周辺集落にある考古資料と伝承を記録し、造山古墳群の内容についてより一層の解明を目指すものである。

研究実施状況

 2022年5月から造山古墳群周辺に住む古老ら14名から聞き取り調査を実施した。また定廣学氏所蔵埴輪を借用、三垣千秋氏所蔵埴輪を岡山大学に寄贈いただき図化した上で研究報告を木村理他が行っている。

研究成果の概要

 造山古墳群周辺の民家で保管されている採集埴輪を借用あるいは寄贈いただき、図化をした上で報告を行っている。また、研究分担者とともに周辺集落の古老等から、造山古墳群にまつわる伝承等の聞き取りを行い、その要旨を研究報告書にまとめた。その際、20世紀後半の写真が発見され、50年前の造山古墳群や三笠宮崇仁見学時の記録が再発見された。

 研究成果を『造山古墳群周辺集落における古墳関係資料の研究』文明動態学研究所 2023.03.31にまとめた。